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F1観戦のため鈴鹿サーキットに行ってきた。長いことF1ファンをやっているけど現地観戦するのは初めて。データを見ながらテレビ観戦するのが好きなので、現地じゃなくてもいいかなと思っていたのだ。

そんな自分を鈴鹿に足を運ばせたのは、コロナの影響があり3年ぶりの鈴鹿開催という特別感と、日本人ドライバー 角田裕毅選手の存在だろう。

チケット争奪戦

チケット争奪戦に敗れてしまい、奮発して取ろうと思っていたグランドスタンドの席は埋まってしまう。

そのあとも予約ページに繋がりづらくA席も埋まり、その次に狙っていたC席アルファタウリ応援席を確保できた。当日交換できるグッズもついているし、レース前のパレード中にレッドブル・アルファタウリのドライバー4名が立ち寄って挨拶してくれるらしい。それは魅力的。

こんなことを書くとチケットを取るのが大変すぎてハードルが高いと思われてしまいそうなので補足しておくと、わりと直前まで買える座席もありました。

まずはホテルの予約

はじめてだから綿密に計画を立てた。ほんとうは金曜日のFP(フリープラクティス)から参加したいけど仕事がある。なんとか土曜の予選までには現地に到着したい。

新幹線はどうにかなるだろう。まずは土曜の宿泊先を決めなくてはならない。3連休中ということもあり、名古屋駅近辺にホテルは埋まっているので、名古屋駅から地下鉄で数駅の久屋大通らへんのホテルを確保した。

この時点では土曜に前泊のみ予定だったのだが、当日が近づくにつれて日曜の決勝後に東京まで帰る体力あるのだろうかと不安になってきた。急遽、後泊先を探してみると名古屋市内のホテルは全滅。ダメ元で津のホテルを調べてみたら1室空いていたので即予約した。

どうやって鈴鹿サーキットまで行くのか?

名古屋から鈴鹿まで公共交通機関を使う方法としては、大きく2つの方法があるらしい。まずは近鉄「白子駅」からシャトルバスに乗ってサーキットまで向かう方法。近鉄は本数が多く、シャトルバスも十分な本数が運行されているため、オーソドックスな方法らしい。つぎに、名古屋駅からJR→伊勢鉄道直通の電車に乗って鈴鹿サーキット稲生駅から徒歩で向かうルート。今回は後者を選んだ。

JR・伊勢鉄道も臨時便が出ているため本数は十分なのだが、鈴鹿サーキット稲生駅では交通系ICカードが使えないなど不便なところも。新幹線からそのまま乗り換えてしまうと、稲生駅の精算で並ぶことになるという情報があったので、名古屋駅についてからいったん改札を出て稲生駅までの切符を購入した。

駅からサーキットまで

ちょっと距離がありそうなので心配だった。歩いてみると20分ぐらいで最寄りの「第一コーナーゲート」まで到着できた。せっかくなので初回はメインゲートから入りたいので、さらに15分くらいかけてメインゲートまで移動した。

メインゲートから応援席まで

とにかく人で溢れている。みんな楽しそうだ。土産物屋をひやかしてチケットホルダーなどを購入。応援スタンドを出入りする際にチケットを見せることになるので、チケットホルダーがあると便利。グランドスタンド前のエントランスではF1のメインテーマが流れており気分が高まってくる。そこからC席まで歩くのだが、混み合っているアップダウンのある通路を歩いて行くのは、ちょっと時間がかかった。

応援席からの眺め

そしてC席中段からの眺めはこんな感じ。上段はすぐに埋まって買えなかったんですよね・・・。視線に金網が入ってしまうけど、コースまでの距離が近いぶん迫力はあるそうだ。

予選・前夜祭・決勝

ということで、ここからの結果などはご存じのことでしょう。雨が降って決勝レースの中断が長引くなど大変なこともありましたが、マックス・フェルスタッペン選手が優勝して、鈴鹿の地で2連覇となるワールドチャンピオンを確定させた。


近鉄名古屋駅のバナー


予選結果


1コーナー


なんとか撮影できた角田選手


決勝レース前のパレード


いきなり津(雨がすごくて決勝の写真は取れなかった)

とにかく行ってよかった

レースとしてF1を楽しみたいという気持ちもあったが、F1マシンの迫力と、世界規模のエンターテイメントの現場を見てみたいというのが、今回の目的だった。

決勝日は終日雨だったので、全開でF1マシンが走るのを見れたのは土曜の予選だけだったが、その姿は「とにかく早い」というありふれた言葉しか出てこないものだった。とても曲がれないんじゃないかというスピードで1コーナに飛び込んでくると、美しい曲線を描いてコーナーを立ち上がり加速していく。走っているだけですごいものがレースをしているのだ。

そして、このスポーツが毎年世界規模で行われているというスケールの大きさを味わうことができた。それなりの金額を払えば、至れり尽くせりの特別チケットも販売されている。叶わない夢かもしれないが、いつかVIP席で観戦してみたい。60年の歴史がある鈴鹿サーキットの洗練された運営を体験できたのもよかった。

そう、とにかく行ってよかった。雨の決勝で満足できる観戦環境じゃなかったのに、そう思えたのはすごい。また来年も行きたいな。

ここのところ毎年開催されているTour de France CAFE@TOKYO(ツールカフェ)に行ってきました。

Tour de France CAFE@TOKYOって?

ツール・ド・フランス開催期間中、渋谷ストリーム4階にあるTORQUE CAFEで開催されている、レースにちなんだオリジナルフードやドリンクが楽しめるイベント(?)です。オフィシャルグッズや参加チームのジャージやサコッシュなども買えたりします。2022年は6月29日から7月31日まで開催されていました。たぶん来年も開催されるはず?

Tour de France CAFE@TOKYO
https://www.jsports.co.jp/cycle/tour/cafe/

ツール・ド・フランスって?

100年以上の歴史がある毎年7月にフランス(たまに周辺国がコースになることもある)で行われる世界最大の自転車レース。ピレネー山脈やアルプス山脈の険しい峠を舞台にした山岳ステージを選手が登坂していく映像をテレビなどで見たことがある人も多いのでは?

最終日はパリ・シャンゼリゼ通りを舞台にスプリントレースが行われます。凱旋門を中心としたラウンドアバウトを旋回して、シャンゼリゼの石畳を切り付けながらスプリンターが駆け抜ける姿は壮観。フランスが美しい季節に開催されて、フランスの美しい風景の空撮が、これでもかと世界中に流される観光誘致施策の側面もある大会なんですよ。

J SPORTS ツール・ド・フランス
https://www.jsports.co.jp/cycle/tour/

ツールカフェに行ってきた


どれも美味しい


チキンのコンフィとクロックムッシュ


各賞ジャージカラーのフィナンシェ


カプチーノとアクリルコースター

私とツール・ド・フランス

ざっくりツールカフェのことは紹介したので、ここからは自分語りです。みんなもっと自分語りをネットに残しておこう。

自転車レースは欧州ではメジャースポーツ。日本では漫画・アニメ「弱虫ペダル」の大ヒットで人気に火が着きましたね。いきなり脱線しますが、僕は90年代のチャンピオン「刃牙」「ドカベン」「浦安鉄筋家族」「本気(マジ)」などを読んで育ったので、曽田正人さんの自転車競技をテーマにしていた「シャカリキ!」も読んでましたし、「弱虫ペダル」が始まったとき静かに興奮したのを覚えてます。

自分が、どうやってツール・ド・フランスと出会ったかというと、これは多くの自転車競技ファンが声を揃えると思うのですが、90年代にフジテレビで放送されていた深夜中継やダイジェスト番組なんですよ。当時はインドゥライン全盛期で、すごい体躯のインドゥラインが歯を食いしばりながら走る姿に凄みを感じたものです。F1のアイルトン・セナと自転車競技のミゲル・インドゥラインは中学生だった自分のアイドル。

マルコ・パンター二が優勝した1998年の85回大会くらいまでは記憶があるんですが、そこからの記憶が曖昧なんですよね。1999年からのランス・アームストロングが強かった時代はCS放送(SKY Sports)になって、アンテナのない自宅では見られなかったような、フジでもダイジェスト放送していたような…。

それにしても、アームストロング時代(と言ったら怒られるかもしれないけど)の記憶がほとんどない。でもなぁ、めちゃくちゃ強くて憎たらしかった記憶がある。どこで仕入れた情報だったんだろ。今だから言えるけど、ランス・アームストロング財団関連の仕事してたことあるので、ドーピング疑惑のときは複雑な気持ちだったな。コンタドールを応援してたから、それはそれで複雑だった。

アルベルト・コンタドールが優勝した2007年の94回大会のころは成人していたので(おそらく)J SPORTSを契約して見ていたはず。当時はDAZN上陸前でJリーグをテレビ観戦するためにスカパーと契約していた記憶がある。2000年代半ばからは自宅のテレビもフルハイビジョンテレビになっていただろうし(地デジ開始が2003年)スポーツ中継を視聴する環境も大きく変化してたんですよね。懐かしい。

フルーム最強時代は自分も年齢を重ねてきたこともあり、空撮で城とか教会とかダムをみて楽しんでましたね。それくらいチームスカイが強くて波乱もなかった。でも、2016年の溢れた観客に巻き込まれて転倒したフルームが壊れた自転車を抱えながら走っているシーンは悲しくなったな。2020年彗星のようにあらわれたポガチャルが優勝して時代を築くかと思っていたら、2022年は伏兵ヴィンゲゴーが優勝するし、やっぱりツールは面白い。

なんて熱く語ってますけど、中継を見ているときって、だいたい別の作業してるんですよね。フランスの空撮を眺めながら読書してたりする。山岳で誰かがアタックをかけたら集中して、アタックが決まらなかったら読書に戻る。なんせ休息日を除いて毎日5時間くらい中継してますからね。7月はツールと共に生活するのを長いこと続けているわけです。こ

れはツールだけではなく、野球でもサッカーでもそうなんですが、スポーツは試合単体の面白さとは別に、歴史物語を読み続けているような楽しさもあるんですよね。スポーツは怪我や死でさえエンターテインメントとして消費される残酷な物語。来年もまた観戦しているだろうし、やってたらツールカフェにも行くんだろうな。

オリンピックが終わり、これからパラリンピックを控える8月中旬、都庁に用事があったので行ってきた。

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基本スポーツ好きということもあり競技はテレビ中継は見ていたが、無観客開催かつ不要不急の外出は控えた方がよさそうな状況。東京で開催されているという実感を得るのが難しい大会だった。開催が決まったころから楽しみにしていた自転車ロードレースとか、どれだけ沿道に駆けつけたかったことか。

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そしたら都庁はオリンピック・パラリンピック真っ只中だった。よく考えたら当たり前なんだけど「本当に東京でやってたのかオリンピックよ!」という気持ちに。まぁ実際は、大会関係者っぽい人たちを新宿駅の周辺で見かけたり、それなりにオリンピック感あったんですけどね。

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あまりピンときてなかったミライトワとソメイティも見慣れてくると「こいつら可愛いな」と思えてくるから不思議。

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ユニフォームが展示されてた。このへん見覚えあるなーと思ったら、小池知事がぶら下がりで取材受けてるスペースなんですよね。

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なにか配布してそうなブースがあったので「別に興味ないんですけどね」みたいな顔して近づいてみたらバッジとハンドブックを貰えた!嬉しい!

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日本でツール・ド・フランスが観られる(補足は後述)となれば行くしかない、ということで「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」に行ってきました。ツール・ド・フランス開催100回を記念して、ツール主催者のASOが開催する正式なイベント…ということらしい。これはもう本物のツール・ド・フランス(埼玉だけど)ということですね。

クリテリウムって?

クリテリウムというのは街中につくった周回コースをグルグルと何周もまわって競う自転車レースのこと。いつもの街がレース会場になるのは興奮します。そんな都市型のスポーツイベントです。

そもそも「ツール・ド・フランス」って

毎年7月に20日間ぐらいかけてフランス中(ときには周辺国も含む) を自転車で走るレースです。

毎年7月にフランスおよび周辺国を舞台にして行われる自転車プロロードレースである。1903年から開催されている。
引用 – wikipedia ツール・ド・フランス

日本にいると実感ありませんが、自転車競技は欧州でメジャースポーツらしいですよ。毎年同じコースを走るわけじゃないので、コースレイアウトも楽しみだったりします。通過する街はお祭り騒ぎになるとか。たくさんの観戦客も訪れますし、観光振興の側面もあるわけです。

ホントにオススメ

ツール・ド・フランスを毎日ダラダラとテレビ観戦するのが好きなんです。これなしでは夏がやってこないというか。

個人・チーム間での細かな駆け引きも盛り上がりますし、山岳ステージになれば「こんな坂道よく駆け上れるな」と惚れぼれします。戦略を肉体が打ち破ったり、その逆もあったりと見所の多いスポーツです。

いつか現地観戦してみたいぞ!さすがにアルプスとかピレネーまで行くのは大変そうだけど、パリには(最終日はシャンゼリゼが周回コースになる)行ってみたい。

テレビ中継の空撮映像も「空からフランスを見てみよう」という感じで大好き。最初は選手とかルールのこと全然わからないと思いますが、空撮を眺めながらレースを2〜3日追いかけてみると、だんだんわかってくるはず。ほぼ毎日数時間も放送してますからね。

さいたまクリテリウムの感想

座席が用意されているわけじゃないので沿道から観戦することになります。なんとか2列目ぐらいを確保できました。レースがスタートすると、もう残像しか見えない超スピードで選手達が通り過ぎていきます。比喩じゃなく風を感じます。

道路の反対側(復路)を通過するとき、ようやく選手の姿が確認できるぐらいのスピード。

逃げ集団に猛烈なスピードでメイン集団が襲いかかっていく迫力など、ビシビシ肌に感じることができました。観客の熱気もスゴい。これがスポーツ観戦の醍醐味。

レースは、クリス・フルーム(2013年ツール・ド・フランス王者)、ペーター・サガン(2013年ツール・ド・フランス ポイント賞=スプリント賞)、ルイ・コスタ(世界選手権王者)という豪華3選手が抜け出すデッドヒート。ちょっと「出来過ぎ」な展開なので周囲から笑いが漏れてましたが、結局フルーム選手が王者の貫禄をみせて優勝。

観戦禁止区域が設定されているのに結局突破されてグダグダだったなど「運営がんばれ」という声もあるようですが、また来年も開催されたら観にいきたいと思えるものでした。もっと自転車競技が盛り上がったらいいのになー。

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レース後

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駐輪場の入口にピクトさん

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今年から始まったJ1昇格プレーオフ決勝へ行ってきました。もちろん歓喜の瞬間を目撃するために。

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でも、結果はあまりにも残酷。試合終了後、ピッチに倒れ込む選手達。僕もその場から動くことができませんでした。

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気が付いたらよたよたと都営霞ヶ丘アパートの裏手にある公園にいました。


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