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新庁舎への引っ越しで4月22日の議会が最後となった中野区議会の本会議場。区報に見学会をすると案内が書かれていたので、せっかくだから行ってきました。わりと区報は隅々まで読んでいるほうなんですよ。



この本会議場、55年もの歴史があるそう。最初の感想としては、庁舎のなかにこんな立派な施設があるんだという驚き。特徴的な壁面の凹凸は「耳(を傾ける)」をモチーフとしているらしい。このモチーフは新しい議場にも引き継がれるとのこと。

椅子や机の曲線が美しい。この椅子は固定されていて動かない。新しい庁舎にできる議場の椅子は稼働式になるそう。新しい議場は(公開された写真を見るかぎり)清潔感があっていいんですが、良くも悪くも普通の小ホールという感じで、こんなに曲線が使われていない。求められるものは時代によって変わりますからね。

そもそも、本会議場を使うのは年に20回程度らしく、それぞれの部会が会議室で打ち合わせすることがほとんどらしい。たしかに、全体で採決を取るような機会は少ないのでしょう。案内してくれた方から「議会は傍聴できるので、ぜひお越しください」と声をかけていただきました。あまり考えたことなかったけど、そりゃ傍聴できますよね。いちどくらいは経験してみてもいいかも。

ということで、こちらの質問にも丁寧に答えていただけて、とてもいい見学会でした。

2024年3月、再開発中の中野駅南口にナカノサウステラがオープンした。住棟とオフィス棟に分かれて下層に商業施設が入る「最近の駅前」っぽい建物だ。ちなみに東京都住宅供給公社の「中野住宅」跡地である。

ヤマノ中野駅前ビル

周辺ビルの建て替えも進んでおり、南口駅前にある薬局のビル(と認識している人が多いであろう)ヤマノ中野駅前ビルも取り壊されることになったようだ。隣のビルがなくなり側面が露呈されてとてもかっこいい。このビルは1961年(昭和36年)竣工らしい。けっこう歴史がある。

ズームしてみるとこんな感じ

下から眺めるとこんな感じ

横から眺めるとこんな感じ

この板は?

X(旧Twitter)で教えていただいたのだが、これは「捨て型枠」というもので、コンクリートを打設したあと、そのまま埋めてしまう型枠らしい。接していた隣のビルが取り壊されたことにより、埋められていた型枠が見える状態になってしまったのだ。

このビルは?

ビルの名称が「ヤマノ中野駅前ビル」、上階には山野愛子グループのサロンが入っていたこともあり、ヤマノ関連の会社が保有している可能性が高そうだ。

ビルの1階には薬局、そのうえにはいくつかクリニックが入っていた。いわゆる「医療ビル」のような形態。その役割は新しくできたサウステラに譲ることになるのだろう。

山野愛子氏のこと

山野氏は1934年に山野美容講習所(現在の山野美容専門学校)を中野に開設とWikipediaに書かれている。公式サイトには「日本橋蠣殻町に開業した山野美粧院の2階に美容講習所を開設」とあり、どちらが正しいのかは不明。ただ(これもWikipedia情報だが)中野区内にある寺院に、山野氏のお墓があるそうなので、中野はゆかりのある土地なのかもしれない。

山野愛子(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%87%8E%E6%84%9B%E5%AD%90

山野愛子 美道~86年の歩み~
https://www.yamano-hd.com/yamano-aiko/

それにしても、経歴を知ると山野愛子氏の偉大さがわかる・・・。

さいごに

中野駅北口の中野サンプラザもそうだが、どんどん昔の中野を知ることができる建物がなくなっていく。とくに、この建物はサンプラザが竣工する1973年より10年以上も前の建物だ。余計なお世話かもしれないけど、こうやって写真だけでも残しておきたい。

テレワークが続いてる。意識して身体を動かさないと、すぐに調子が悪くなるから困ったものだ。だけど、外出するにしても僅かな緊張感は消えない。人のいないところを自由に歩きたい。ちょっと仕事の予定を調整して、新宿御苑を散歩してから打ち合わせに向かうことにした。

平日の午前中は人が少なくて最高。涼しくなったらレジャーシートを持ってきてゆっくりしたいな。パソコンを持ってきて仕事するのもよさそう。

温室も旅行気分が味わえてよかった。

映画「言の葉の庭」の舞台になった東屋。

公園の向こう側に建物が並んでる感じ、なんか好き。

2020年7月にインフォメーションセンターが改修されて、そのなかに国立公園の情報が得られる「National Parks Discovery Center」というのがオープンしたみたい。

参考:インフォメーションセンターがリニューアルオープンしました

展示や映像を眺めていたら旅行に行きたくなる。もちろん行っちゃいけないわけじゃないのだが、以前のように全力で楽しめる自信はない。こういう状況じゃなければインフォメーションセンターも外国からの観光客で混雑していたかもしれないし、ちょっと感傷的になった。

ロゲットカードとは、札幌の時計台から富士山さらには軍艦島まで、全国のさまざまな観光スポットがコレクションカードになったものだ(詳しくはこちら:https://loget-card.jp)。マンホールカードを発案した方が関わっているみたい。

カードがめちゃくちゃ欲しかったというわけではなく、なんとなく旅行気分を味わいたかったんです。みなとみらいで仕事の打ち合わせがあったので、これはいい機会だとランドマークタワーに登ってきた。あまりにも「日常」が続きすぎているので「非日常」がほしい。でもよく考えるとコロナ禍は「非日常」なんですけどね。

なんだか入場料を払うだけでも嬉しかった。検温してもらって、エレベーターに乗り込んで、展望フロアに到着する。求めていた「非日常」的なやつだ。はやく心配なく旅行できるようになってほしいな。

なんとなく東陽町から海に向かって歩いてみました。東京オリンピックに向けて大きく変わるであろうエリアです。

それでは、写真で振り返ってみます。

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東京メトロ東西線車庫の車庫。車庫の屋根が東西線カラーなんですよ。

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京葉線が地下から出るところ。

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汐見運河。このへんは運河だらけ。

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辰巳あけぼの住宅。かっこいいV字型。ロケーションも含めて大好き。

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辰巳一丁目アパート。とっても有名な団地です。立ち寄ると日没前に次のスポットに辿り着けないので外側から眺めます。

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辰巳ジャンクション。都心にある江戸橋JCT・箱崎JCT・両国JCTなどは「入ってくる大量の交通を捌いてるダイナミックさ」という感じで、すこし都心の外側にある辰巳JCTなどは「内と外に大量の交通が流れるダイナミックさ」という感じ(なんのこっちゃ)

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曙運河・あけぼの水門。

都内を歩くたびに、住戸の供給とか交通網の整備とか「東京って(都市って)よく出来てるな」という当たり前のことに感心します。

いろんな事情で、うまくいってなくても、なんとか折り合いをつけて支えてくれてます。

東京オリンピックに向けて大きく変わるだろうし、その先にあるインフラの老朽化とか人口減少の問題などなど、都市を最適化しなくちゃいけないことは沢山ありそう。

そんなことを考えながら歩いてました。

たまたま近くを通りかかったので憧れの「オートパーラー上尾」に立ち寄ってみました。上尾市の国道17号線沿いにあります(所在地と地図は下記)

ちなみに国道17号線は日本橋が起点なんですよね。日本橋から万世橋交差点までは「中央通り」と呼ばれて、室町三丁目交差点から「国道17号線」になるようです。つまり、日本橋から道なりに走ればオートパーラー上尾に到着することになります。それでは写真で振り返ってみます。

オートパーラー上尾を正面から

オートパーラー上尾を正面から。怖い雰囲気あるのかなと気になっていましたが、そんなことありませんでした。結構にぎわってます。

オートパーラー上尾のロゴ

疾走感のあるロゴかっこいい。黄色い壁面が印象的。

自動販売機コーナー

自動販売機コーナー。飲料の自動販売機だけではなく、もちろん「ラーメン」「うどん」「トーストサンド」など食べ物の自動販売機も充実しています。机と椅子が置かれた居心地のいい空間です。

トーストサンドの自動販売機

トーストサンドの自動販売機を遠くから。

トーストサンドの自動販売機

トーストサンドは「チーズハム」「コンビーフ」2種類あります。

トーストサンドと瓶コーラ

こんなふうにトーストサンドはアルミホイルに包まれて提供されます。瓶コーラと最高の組み合わせ。

自動販売機のトーストサンド

トーストサンドうまい!たっぷりチーズでトーストはカリカリ。近所にあったら通いたい。

自動販売機のうどん

うどんもうまい。汁物とトーストで満足感あります。

近所に「オートレストラン鉄剣タロー」「オートパーラーまんぷく」という名店もあるので機会があったらハシゴしたいですね。

オートパーラー上尾はこちら


大きな地図で見る

そもそもオートパーラーとは?

19世紀後半ドイツに出現した自動販売機を利用したレストラン「アウトマート」がアメリカに伝わり「オートマット」として発展。それが日本に持ち込まれて「オートパーラー」としてオープンします。このNewYorkのAutomat とか渋くてすてき。

自動販売機が主体の「アウトマート=オートパーラー」の派生形として、いまほどコンビニや外食チェーンが溢れていなかったころ、長距離トラックドライバーなどを対象に幹線道路沿いに「オートレストラン」が広まっていきます。オートパーラー上尾も形式としては「オートレストラン」ということですね。

参考:アウトマート – Wikipedia

とても参考になったサイト

オートパーラー上尾 | 黄昏ドライブイン
オートパーラー上尾 | 懐かし自販機
なつかし自販機巡礼の旅、埼玉編 | DPZ

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横十間川沿いを歩いていると錦糸公園の裏あたりに古そうな建物があります。どうやら大日ゴムという会社の工場らしい。錦糸町オリナスは精工舎の跡地に立ってますし(精工舎事務所棟(墨田区太平) | TIMEKEEPER)、この写真を撮影した近所には日清紡績の工場があったみたい(しかも創業の地)

このへんの川沿いは工場だらけだったんですね。

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大山さんの記事「コインランドリーってなんかすてきじゃない?」が面白かったので、なにか自分も撮ってなかったかなと探してみたら、三鷹にあるコインランドリーとスナックが同居してる物件の写真が出てきました。

扉に書いてある「コインランドリー」の文字、置いてある観葉植物、穴があいてる装テンなどなど、全体的にいい感じですね。そもそもスナックの横にあるのが素晴らしいんですよ。洗濯してるあいだに軽く飲めますから。

店内の写真を撮りそびれて激しく後悔してます。再訪したいです。

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旧中川沿いを歩いていたら解体中の工場を発見。新しい工場を作るのか、それとも廃業されてしまったのかわからないけど寂しい光景です。

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近くにあったセメント工場

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近くにあった立派な富士塚(平井浅間神社)

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富士塚の後ろに見える亀戸九丁目住宅

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小さなポンプってかわいいですよね

なんとなく東大島から平井まで旧中川沿いを歩いてみましたが、2km弱ぐらいの間にいろいろあって楽しい。まさか富士塚があるとは思いませんでした。またそのうち歩いてみよう。

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以前「飛び出した寿司屋の庭」という記事を書きましたが、これは「飛び出したマンションのベランダ」なんです。

このマンション、修繕中で外壁がシートに覆われてるのです。日当りが悪くなったベランダの植物たちを救うべく、こうやって仮設の庭園が現れました。

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築15年ぐらいのマンションなので立派に育った植木もありますね。本来おもてに出ることのない、いろんなお宅のベランダが垣間見えて面白い!


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