沖縄に行ってきたので備忘録として。
今回の滞在は北部に予定が集中していたので、そこまでの間(中部らへん)で寄り道できそうなところを探して訪れてみました。そのひとつが「かぼ天の店なかそね」というサーターアンダギーなどを販売してるお店。
レビューサイトでも評判いいですからね。あんまり沖縄のこと詳しくありませんし、ネットの情報を全力で頼っていきます。
かぼ天の店なかそね
http://tabelog.com/okinawa/A4703/A470301/47015486/
空港から向かう
お店のある沖縄市胡屋を目指して那覇空港から高速道路に乗ります。「沖縄は走ってる車の速度もゆったりしてるな」「建物も南国って感じだ」など頭に浮かべながら車を走らせて30分くらいで最寄りの沖縄南インターに到着。
そこから一般道におりて少しだけカルチャーショックを受けます。道路沿いの店舗がアメリカン(ざっくりした印象)なんですよ。それもそのはずで、すぐ西側には極東最大の空軍基地といわれる嘉手納があるのです。
沖縄の方にとって基地が身近なものという感覚が伝わってきます。曜日や時間帯が違ったら、また景色が変わるのかもしれません。そんな興奮と共に「かぼ天なかそね」を探します。
お店を探すときは注意!
どうやら元々あった場所から移転されたらしいので、雑誌やネットなどの情報が正しくない可能性があります。最新の情報を!うっかり迷ってしまったので電話で場所を確認して、慣れない道を行ったり来たりしながらなんとか到着。電話対応してくれたご主人が暖かく迎えてくれました。
お話を伺う
早い時間の到着ということもあり、他にお客さんもおらず、色んな話を聞かせてもらいました。
「かぼ天」という名前の通り、ここのサーターアンダギーはカボチャを使用してます。そのレシピは「おばあのおばあ」が考えた歴史のあるものらしい。
とある有名な方(名前は伏せます)が沖縄旅行した際に、お連れの方が差し入れたところ、帰りに「あのサーターアンダギーをお土産にしたい」と所望されたとか。
米軍の方がハロウィンに大量購入して、半分に割ってホイップクリームを乗せて食べるという話も面白かったな。アメリカ人にとってドーナツ(そういえばサーターアンダギーはドーナツか!)はソウルフードみたいなもの。生活の中に取り入れて馴染んでもらえるのは嬉しいと仰ってました。
あと、あんまり地元の人はサーターアンダギーを食べないので、近所の小学生がおやつに買いにきてくれるのが1番嬉しいとか。
ぜんざいの話
夏限定で「ぜんざい」を出してるから夏になったら食べにおいでとオススメされました。ぜんざいといったら、小豆の入ってるアレを想像しますけど、沖縄で「ぜんざい」といったら、甘く煮た金時豆にカキ氷をかけたもの。
しかも男性が好んで食べるらしい。土木作業してる屈強な男たちが、ぜんざいを掻き込んでるのは良い光景だそう。なんかいいですね。
サーターアンダギーを食べる
ということで揚げたてをいただきます。これがウマイんですよ。揚げてあるのにしつこくない。シンプルな食べのものなので細かく説明するのが難しい…。とにかく美味い。
甘さが足りないならハチミツやマーマレードを付けてもいいよと仰ってましたが、このままでも抜群にうまい。マヨネーズもイケるらしい。ちょっと油が馴染んだぐらいのほうが好きな人もいるとのこと(たしかに…宿に帰ってから油の馴染んだものを食べてもうまい)
のんびりするために沖縄行ってるんですから、ちょっと寄り道するぐらいOKなんですよ。行ってよかった!去ろうとしたら次々とお客さんがやってきたので人気店なんですね。
そんなサーターアンダギーをモグモグ食べながら次の目的地へ向かいます。