ちょっと房総半島までお出かけついでにラーメン八平に行ってきました。房総半島のことを調べていたら、いくつかのブログで取り上げられていて気になっていたラーメン屋です。なんでも「行くのが大変、だけど美味しい」ということで有名らしい。
すこし迷う
房総観光のついでに立ち寄るにしてもハードな立地。店の場所もわかりづらい。迷ってウロウロしていたら庭でくつろいでるご老人達に手招きされて「にいちゃんラーメン屋?」と聞かれました。
「どこからきたのぉ?」「東京です」「いやあご苦労だねぇ」「遠くから来る人多いんですか?」「よくくるよぉ(しばし雑談)そこの道曲がってすぐだから」と親切に場所を教えていただいてなんとか辿り着きました。
到着したのは休日の1時半ごろ、昼飯どきなので10人ぐらいの行列。特に順番を紙に名前に書いたり、並び順を店員さんに指示されたりしないので大人しく待ちます。45分ぐらい並んだでしょうか。
気をつけたいオーダー方法
あまり予備知識なく訪問するのが好きなので、あえて食べログなどで調べずにいったのですが注文方法も独特です。10人ぐらいまとめてオーダーして、そのロットに含まれなかった人は次のロットまで待つことになります。たまに行列のできるラーメン屋さんでみかける方式。ちなみに1ロット10分から15分ぐらい。
入店してしばらく店内を見回しているとルールはわかるはず。
メニューは「ラーメン」「みそラーメン」「チャーシュウメン」「みそチャーシュウ」「アリランラーメン」「アリランチャーシュウ」それぞれ大中のサイズがあります。
大変そうな厨房
あとで調べてわかったのですが、イレギュラーな注文は通らないこともあるみたいですね。実際「みそラーメン」をオーダーした人が「今日はみそできないよー」って断られてました。
それも当然で厨房にはおばあちゃん1人、配膳や会計は若い女性1人で切り盛りしています。いろんな種類の注文を受けるのは難しい。いやはや大忙しで大変そう。
ターンを2回待って、ようやく順番が回ってきました。今回は「アリランチャーシュウ中 普通(辛めにもできる)」を頼みました。
ラーメン出来上がる
おばあちゃんが作ったラーメンが出来上がると、若い女性が「アリランチャーシュウ中普通の方」といった感じで呼び出します。同じターン内だと前後することもあるので、ご同席の方と目配せしながら手を上げて招き入れます。ちょっとだけ店内に緊張感。この時点で1時間以上が経過していました。
ラーメンが手元に
というわけで冒頭の写真のラーメンが手元に。素早く写真に収めて箸をのばします。あまりパシャパシャやるのも無作法ですし、なにより目の前にこのラーメンが置かれたら我慢できない。
遠くまで足を伸ばして行列にならんだ故の残しておきたい欲望と強力な食欲のせめぎ合い。近くのお客さんも同じ気持ちだったらしく、手元に届くまでデジカメを握りしめてました(届いたらすぐに撮影して食べはじめてた)
醤油ベースのスープに野菜沢山(ニンニクもゴロゴロ)の具、うやうやしくチャーシューが並べられてます。うまい!ちょうどいい辛さ。グイグイ箸がすすみます。
奇抜じゃないけれど個性的。食べながら「また食べにきたいな」と思えてしまう癖になりそうな味。美味しいラーメンは東京都内でも食べられるけれど、訪れる大変さも込みで美味しいラーメンでした。