新庁舎へ引っ越しすることになり、4月22日の議会が最後となった中野区議会の本会議場。中野区報に「見学会やるよ」と書かれていたので、せっかくだから行ってきました。わりと区報は隅々まで読んでいるほうなんです。
この本会議場、55年もの歴史があるそう。55歳の芸能人を調べてみたら福山雅治さんや森高千里さんと同い年ってことみたい。福山と森高・・・若すぎる。
それにしても、庁舎のなかにこんな立派な施設があるんですね。特徴的な壁面の凹凸は「耳(を傾ける)」をモチーフとしているらしい。真ん中を凹ませるだけでけっこう耳っぽくなるのが面白い。このモチーフは新しい議場にも引き継がれるとのこと。たしかに、これを引き継がなかったら、耳を傾けるつもりがなくなったみたいで嫌かも。
椅子や机の曲線が美しい。この椅子は固定されていて動かないのですが、新しい庁舎にできる議場の椅子は稼働式になるそう。新しい議場は(公開された写真を見るかぎり)良くも悪くも普通の小ホールという感じで、こんなに曲線が使われていないのが寂しい。求められるものは時代によって変わりますから、いろんな理由があるのでしょう。
そもそも、本会議場を使うのは年に20回程度らしく、それぞれの部会が会議室で打ち合わせすることがほとんどらしい。案内してくれた方から「議会は傍聴できるので、ぜひお越しください」と声をかけていただきました。こちらの質問にも丁寧に答えていただけて、とてもいい見学会でした。