日本でツール・ド・フランスが観られる(補足は後述)となれば行くしかない、ということで「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」に行ってきました。ツール・ド・フランス開催100回を記念して、ツール主催者のASOが開催する正式なイベント…ということらしい。これはもう本物のツール・ド・フランス(埼玉だけど)ということですね。
クリテリウムって?
クリテリウムというのは街中につくった周回コースをグルグルと何周もまわって競う自転車レースのこと。いつもの街がレース会場になるのは興奮します。そんな都市型のスポーツイベントです。
そもそも「ツール・ド・フランス」って
毎年7月に20日間ぐらいかけてフランス中(ときには周辺国も含む) を自転車で走るレースです。
毎年7月にフランスおよび周辺国を舞台にして行われる自転車プロロードレースである。1903年から開催されている。
引用 – wikipedia ツール・ド・フランス
日本にいると実感ありませんが、自転車競技は欧州でメジャースポーツらしいですよ。毎年同じコースを走るわけじゃないので、コースレイアウトも楽しみだったりします。通過する街はお祭り騒ぎになるとか。たくさんの観戦客も訪れますし、観光振興の側面もあるわけです。
ホントにオススメ
ツール・ド・フランスを毎日ダラダラとテレビ観戦するのが好きなんです。これなしでは夏がやってこないというか。
個人・チーム間での細かな駆け引きも盛り上がりますし、山岳ステージになれば「こんな坂道よく駆け上れるな」と惚れぼれします。戦略を肉体が打ち破ったり、その逆もあったりと見所の多いスポーツです。
いつか現地観戦してみたいぞ!さすがにアルプスとかピレネーまで行くのは大変そうだけど、パリには(最終日はシャンゼリゼが周回コースになる)行ってみたい。
テレビ中継の空撮映像も「空からフランスを見てみよう」という感じで大好き。最初は選手とかルールのこと全然わからないと思いますが、空撮を眺めながらレースを2〜3日追いかけてみると、だんだんわかってくるはず。ほぼ毎日数時間も放送してますからね。
さいたまクリテリウムの感想
座席が用意されているわけじゃないので沿道から観戦することになります。なんとか2列目ぐらいを確保できました。レースがスタートすると、もう残像しか見えない超スピードで選手達が通り過ぎていきます。比喩じゃなく風を感じます。
道路の反対側(復路)を通過するとき、ようやく選手の姿が確認できるぐらいのスピード。
逃げ集団に猛烈なスピードでメイン集団が襲いかかっていく迫力など、ビシビシ肌に感じることができました。観客の熱気もスゴい。これがスポーツ観戦の醍醐味。
レースは、クリス・フルーム(2013年ツール・ド・フランス王者)、ペーター・サガン(2013年ツール・ド・フランス ポイント賞=スプリント賞)、ルイ・コスタ(世界選手権王者)という豪華3選手が抜け出すデッドヒート。ちょっと「出来過ぎ」な展開なので周囲から笑いが漏れてましたが、結局フルーム選手が王者の貫禄をみせて優勝。
観戦禁止区域が設定されているのに結局突破されてグダグダだったなど「運営がんばれ」という声もあるようですが、また来年も開催されたら観にいきたいと思えるものでした。もっと自転車競技が盛り上がったらいいのになー。
レース後
駐輪場の入口にピクトさん