タカハシシステム : 地域

カテゴリー ‘地域’

新宿の小田急百貨店が建て替えのため解体されることになった。ヘビーユーザーなので寂しい。坂倉準三氏が手がけたモダンな建物は新宿からなくなってしまう。売上の伸び悩みなど小田急にも都合があるのだろう。あれだけ乗降客数の多い新宿駅直上にあるんだから、高層化しないともったいないという理屈もわかる。

こんなとき「再開発するなら開発前よりも良くしてくれ」と思うのだが、再開発されると商業的にターゲットから外れてしまい、行きつけの店は閉店させられて、ただ不便になることがほとんどだ。小田急百貨店新宿店本館は「輝く都市」を目指していた建物なんだから、建て替えられてもそのくらい大きな存在でいてほしい!


閉館するまえ展望スペースから撮影


同上。かっこよくないですか?


新宿といえばこの風景なので寂しくなる


吹き抜けから眺める

ロゲットカードとは、札幌の時計台から富士山さらには軍艦島まで、全国のさまざまな観光スポットがコレクションカードになったものだ(詳しくはこちら:https://loget-card.jp)。マンホールカードを発案した方が関わっているみたい。

カードがめちゃくちゃ欲しかったというわけではなく、なんとなく旅行気分を味わいたかったんです。みなとみらいで仕事の打ち合わせがあったので、これはいい機会だとランドマークタワーに登ってきた。あまりにも「日常」が続きすぎているので「非日常」がほしい。でもよく考えるとコロナ禍は「非日常」なんですけどね。

なんだか入場料を払うだけでも嬉しかった。検温してもらって、エレベーターに乗り込んで、展望フロアに到着する。求めていた「非日常」的なやつだ。はやく心配なく旅行できるようになってほしいな。

散歩する夏

2020年7月30日

今年の夏はとにかく散歩している。リモートワークが続き、意識して歩かないとiPhoneの歩数計が2桁ということもよくある。とにかく運動不足なのだ。

これだけ毎日散歩して気になったものをカメラで撮っていると、ついついSNSにアップしたくなるのだが、都度アップしていると自宅を特定されそうでマズイなと気づいた。アップしたいのにアップできないもどかしさ。どんどん溜まっていく近所の写真。この大量の写真が忘れられない今年の思い出という感じがする。

そこで、たまには近所から離れて、思いきって都心まで出てしまうこともあった。すると案外と歩いている人も少なく快適だったりする。写真は九段下らへん。武道館も改修工事が終わってキレイになっていた。なんだか「オリンピック前後」で物事を考えていたのが懐かしい。とくにオチも何もないが、とにかく散歩をしていた夏の記録として。

僕もワークショップに参加させてもらった国立文庫(くにたちぶんこ)の第二版が国立本店(くにたちほんてん)で販売中です。

国立文庫とは…

ワークショップの参加者が腕章をつけて街に飛び出し、暮らしてる人たちに突撃取材します。

それらをもとに編集室の方たちと文庫目録(=文庫本の後ろに載ってたり、書店のレジ付近に置いてある、タイトルと著者、ざっくりしたあらすじが書いてあるアレ)を作ってしまおう…というアーティストの木村健世さんが手掛けるプロジェクト。

詳細はこちらの記事がわかりやすいです。すてき! → 街を“物語”で体験する、『国立文庫』プロジェクト
http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-9383.html

こちらの記事も素敵!取材したお店のことや国立文庫からの抜粋も! →物語の先に続くもの。~47編のまちの物語『国立文庫』~ 人びとの暮らしが紡ぎ出す、たくさんの物語http://www.nonowa.co.jp/areamagazine/blog/201505/01.html

取材してみると

街にいる知らない人たちも、話を聞いてみると文庫本にできるくらいの物語を抱えてたりするんですよね。いろんな人生ありますから。

僕が取材したところだと、山野草を扱う謎の店とか、谷保天満宮でお焚き上げをしてた男性とか。驚くような事実もあれば、ささやかな心動かされる出来事もあります。

腕章をつけると「取材する側される側」の関係がスッと築けるので、いろいろ聞き出せちゃうのも面白いですね。

そんな街に溢れた物語たちを切り取ったものが国立文庫…というわけです。

少し脱線

初版に掲載された座談会のやりとりで「ナンパしてみたくなった」などと口走ってしまいました。もちろん冗談ですよ。それぐらい「ふつうの人(悪い意味ではなく)」の話が楽しかったんでしょうね。

歩いてる人に片っぱしから声を掛けたくなる衝動(それじゃ危ない人になってしまう)というか。やっぱおもしれーな世界と日常っていう。

ということで重版です

国立文庫は無料で1000部ほど頒布していました。それもあっという間に無くなってしまい重版となりました。

そして第二版は値段(300円)をつけて販売しています。販売するというのは意味がまた変わってくるので、これもまた新しい挑戦なんでしょうね。応援したいので、こうやってブログに書いてます。

国立にある国立本店という場所で売ってますので、フラッと訪れてみるのはいかがでしょうか?

お店にいるメンバーさんに国立本店の活動について聞いてみたり、国立文庫を持って国立を散策してみたり、ちょっと良さげな休日が過ごせるような気がします。

国立本店はこちら
http://kunitachihonten.info


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